地獄の社会科見学
“社会科見学”と言えば、工場見学や近所のスーパー、清掃工場のようなところに行った幼き頃の思い出。。しかし今日はちょっと死後の世界の社会科見学のお話。
大阪にある「全興寺」を訪問して参りました!大阪市平野区にあり「全興寺」と書いて「せんこうじ」と呼びます。なぜこの大阪の全興寺に訪問したかったかと言うとそれは、地獄の社会科見学が体験できるから。
存在知っていたものの我が家のちびっこたちが小さかったので、地獄体験をしてしまうとそれこそ一生モノのトラウマになってしまうかもしれないと考え、訪問を躊躇していたのもあります。
でも子供たちも親に“ウザい”と言えるくらいには大きくなってきたので地獄のミッキーマウスに会うべく「お寺のディズニーランド」こと、全興寺へ家族で向かいました。
お寺に到着。地獄体験のスタートはまず本当にある寺務所で地獄への通行手形なるスタンプラリーを購入するところからスタートします、その後、本堂でご本尊の薬師如来に「逝ってきます!」とご挨拶。いよいよ地獄巡りがスタートします!
最初に訪問するのは地獄堂。(いきなり地獄…!)
地獄堂に入る前に自分がどこに行くべきか、極楽と地獄の問診票の登録が行われます。
それぞれチェックリストがあり例えば「感謝して真剣に努力する」or「絶えず不平不満が多い」など審議がそれなりにわかりやすい項目が別れています(笑)
自身の胸に手をあてて、感覚で10問の質問に答えていくと自分がどこの地獄に行くのか閻魔大王のお裁きを受けます。
地獄堂の中はそれはそれは恐怖の空間。。でも自分からしてみれば閻魔大王よりもその脇を固める奪衣婆や鬼のルックスのほうが怖い存在でした。僕が子供だったら絶対トラウマになっている。。。
生意気言ってる子達も、怖さを感じたのかこの部屋は早々に次いこう!と手をひかれ、早々に退散(笑)地獄堂でどの国に行くのか餞別がされまして次なるステージへ
GO
道すがらに地獄の窯の音が聞こえるという穴を発見し首を突っ込んで音を聞く、先の世界の音は祝福なのかはたまた恐ろしい世界なのか。
どうやら導きの先は極楽の世界だったようで息子たちはほっとしていました。仏と赤い糸で仏縁をつないで「この縁を大事にしたいのであれば悪いことしちゃいけないよ~」と言っているように感じる。
お寺の境内の中には 地獄巡りだけではなく境内には「町ぐるみ博物館」というおもちゃ博物館が併設されていました。
昭和の懐かしい雰囲気をギュッと凝縮したような空間で昔の人々の笑い声が聞こえてくるよう。
ちなみにこちらのお寺の本尊は薬師如来で1月8日と中秋の十五夜に御開帳されているそうなのでいつかお姿拝んでみたいな。地獄に仏、さぞや優しい顔をしているのかな。
花より団子、地獄の社会科見学よりも美味しいグルメ!地獄めぐりをしたあとは大阪名物食べログ上位のたこ焼きを家族でパクパク頬張ってこっちのほうが極楽だ~!とちょっと思ってしまったり。
地獄の裁きを受けるのはまだまだ先であってほしいけど、心も身体も現世のうちになるべく健やかに、死んだときは地獄の問診票に極楽へ行けるだけの徳を積んでいきたいな。
社会科見学これにて終了!