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日出づる処の天子は美しかった

みなさま、あけましておめでとうございます。

もう年始感もちょっと薄らいできましたが、みなさまはどのように年末年始を過ごされましたでしょうか?

昨年は仏像総選挙のような催し等もお届け出来ませんでしたが、今年は何かしら仏像ファンも仏像に興味のある人もみんなで楽しめるようなコンテンツを提供できたらなと仏像部一同、日々模索しております!

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて昨年末の話になりますが、仏像部は五人揃って12月の始めに、サントリー美術館の『聖徳太子 日出づる処の天子』展に行ってまいりました。

聖徳太子のなかなか普段お目にかかれない珍しい仏像や絵巻、実際に手にしていた刀や道具、着用していたと思われる衣類の残欠も拝むことができ、聖徳太子の生涯をこの目で感じることができる素晴らしい展示でしたよ…!!!ワイ泣きそう…。

まず入館してすぐに迎えてくれる大阪・四天王寺の二歳像と童形半跏像がとても愛らしいこと。
二歳像、孝養像、摂政像はお寺や展覧会などで拝見する機会も度々ありましたが、今回は乱れ髪の太子、肌着しか身につけていない太子もいらして盛りだくさん…!

中でも印象的なのは京都・鶴林寺の植神太子…!

厨子の中で頭から白い布をかけられて、実際に生きていた人の髪を植毛された童形の太子像なのですがが、存在感がすごい…。もしかしてこの髪って、ちょっとずつ伸びたりするんですかね…。

ワンレン黒髪ロングヘアが目に少しかかる様から少し篠原涼子みを感じましたが、その場にいた誰の共感も得られませんでした😇

絵や巻物の展示も多かったのですが、気になったところとしては太子ずっとおしゃれ。童形のものもお召し物の柄とかおしゃんなんですけど、勝鬘経の絵でめっちゃ大きめのドットの現代で着てもこれはめちゃくちゃ可愛いのでは?と思うようなお召し物を着ていらしたり。もはや草間彌生かコムデギャルソンのような。

あと気になったのは年表に記載があった「人魚を献上される」というもの!人魚を献上されてわざわいの前兆とみたらしいですね。サントリー美術館さんの公式Twitterでも挙げられていました。

他にも茨城県・善重寺のイケメン孝養像、奈良国立博物館の鎌倉時代の美人すぎる如意輪観音、全員頭のツルッとした四天王立像など見どころもりだくさんでした。

そして!!!!!!!!!最後の最後に!!!!!!!!!!

山岸涼子先生の『日出処の天子』原画展示ーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!

私が聖徳太子を好きになったきっかけは山岸涼子先生のこの漫画でした。厩戸皇子の美しさも妖しさも万能感も人並みに苦しみ嫉妬する姿も全てが魅力的…!未読の方は機会がありましたらぜひ読んでほしいです。

これはまずいです…。こんな素晴らしきものを直に拝める日がやって来ようとは…ああ、本当に来てよかった!!!

山岸涼子先生関連のグッズも販売されていたのでもちろん買って帰りました☺️

そんなこんなで(?)仏像部、これから先いろいろと楽しい催しなど考えて動きだしておりますので、続報が出ましたらこちらでもお伝えしていきたい次第です。

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