法隆寺と救世観音
こんにちは。
仏像部オカルト研究班(班員1名)のニャンピョウです。
小売の仕事をしておりますが、新コロの影響で休館中のため毎日どうぶつの森で遊んでます。
あれって一台のSwitch、一本のソフトで遊ぶと最初にプレイしたアカウントが島民代表になって、それ以外のアカウントはメインストーリー進められないんですね…!これはSwitchもう一台購入検討案件ですよ…。
新型コロナウイルスの影響といえば、本来なら今頃は「法隆寺金堂壁画と百済観音」がトーハクで開催予定でしたが中止になってしまいましたね…。 楽しみにされていた方も多いことと思います。
せめて図録だけでも買いたい…!
関連グッズの販売については決まり次第公式サイトから案内があるんだとか。
今回は百済観音ではないのですが、法隆寺繋がり(と個人的趣味)で救世観音について書いてみようと思います!
【救世観世音菩薩(ぐぜかんぜおんぼさつ)】
救世観世音菩薩(ぐぜかんぜおんぼさつ)は、一般に救世観音と称されるが、平安時代の法華経信仰から広まった名称で、この名称は経典には説かれておらず,観音としては正統的な尊像ではないとされる。
救世は「人々を世の苦しみから救うこと」であり、救世だけで観音の別名ともされる。救世観音の名称の由来は「法華経」の観世音菩薩普門品の中の”観音妙智力 能救世間苦”との表現にあると推測され、法華経信仰が平安時代に盛んになったこと、さらには聖徳太子の伝説が付帯されることで、この尊名が生まれ、民間で定着したと考えられている。
(※文・写真共に引用元Wikipedia)
私は山岸涼子先生の日出処の天子という漫画が大好きなのですが、山岸涼子先生関連で知った梅原猛さんの著書「隠された十字架」を読んでみると、オカルト心をくすぐるようなことがたくさん書かれていたのでさわりだけ紹介させて頂きますね!
梅原猛さんの仮説では、法隆寺は仏法鎮護のためだけではなく、聖徳太子の怨霊を鎮魂する目的で建てられたと主張されています(あくまで仮説ですよ!)。
梅原氏曰く「たたりの条件」なるものがあるのだとか。
「たたりの条件」として、
①個人で神々に祀られるのは、一般的に政治的敗者が多い。
②且つそのとき、彼らは無罪にして殺害されたものである。
③罪無くして殺害されたものが、病気や天災、飢饉によって時の支配者を苦しめる。
④時の権力者はその祟りを鎮め自己の政権を安泰にする為に、祟りの霊を手厚く葬る。
⑤それとともに、祟りの神の徳を褒め讃え、良き名をその霊に追贈する。
といった公式を与え、聖徳太子がこの条件を満たしているとする。その上で、法隆寺の建造目的が聖徳太子の怨霊鎮魂のためであるとする可能性について論を展開していく。
(※Wikipediaより引用)
そして聖徳太子の等身の御影とされる救世観音像ですが、1886年頃、アメリカの美術史家で哲学者のアーネスト・フェノロサによって発見されるまでは法隆寺の夢殿でおよそ457メートルほどの木綿布でぐるぐる巻きにされて眠っていたそうです。
もしこの秘仏を表に出してしまえば天変地異が起こるとかなんとか…。
今では春夏にご開帳されていますが、昔はとっても恐れられていたんですね…。
いやあ、謎だらけ!もっと知りたいぜ、救世観音…!聖徳太子!
「日出処の天子」の聖徳太子(厩戸皇子)が妖しく美しい中に悲しさやゾッとするような恐ろしさを含んでいるのはこの著書に由来するようです。
日出処の天子、めちゃくちゃ面白い(好き嫌いは別れそう)ので、気になった方は是非読んでみてほしいです!なにかと女性向けな表現が多かったりはしますが…!
そしてだれか一緒に厩戸沼にハマってください!
いろいろ書きましたが、救世観音って怖いと言いたいのではなく、こんな説もあるらしいよーくらいにさらっと読んで頂けたら幸いです。
それではまた!
※アイキャッチ画像は法隆寺公式サイトより引用