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仏像のヘアスタイルに注目★

私は美容関係のお仕事をしています。修行中の若い頃は、原宿ラフォーレ前に何時間も張りついてよくモデルハント(モデルハント:撮影や練習に起用するモデルさん探し)をしていました。そんな経験もあってか、今でも街中を歩いている時や電車に乗っている時ですら人の容姿をチェックしてしまうのは職業病なのかも知れません。

 

人の容姿についてのお話なのですが…

人の印象を決めるのは “ヘアスタイルが8割” (9割説もあり!)と言われています。

ほぼヘアスタイルで決まってしまうという…言わば、ヘアスタイルは顔のフレームなんです!

お化粧でどれだけ盛ってもヘアスタイルで台無しにしている可能性があります!メンズはヘアスタイルがきまればイケメンになれますよ〜

例えば絵画でも、入れる額縁によって見え方の印象が変わると思うんです。それと同じように、人もヘアスタイルによって印象が大きく変わります。

髪の色によっても、その人の顔色をよく見せたり、若々しく見えたり、または似合ってないと顔色が悪くなり実年齢より老けて見えてしまったりします。

そのくらい、ヘアスタイルというのは重要なんですね~。

 

ここからは仏像のお話

“仏像のヘアスタイル”に注目してみると実にユニークでおしゃれなものばかりです!

人間界のトレンドと同じように、それぞれの仏像が造られた時代背景によって人々が求める仏の姿があり、流行があったようです。

国風文化が栄えた平安中期以降、末法思想を背景として浄土への憧れが高まるわけですが、その頃に定朝様と呼ばれる極楽浄土に連れてってくれそうな(?)穏やかな仏像がトレンドになります。

 

THE 定朝様!

(平等院ホームホームページより 阿弥陀如来坐像 )

 

この時代の菩薩像や大日如来像に見られるおだんごヘアー(宝髻)を見てみると…“垂髻”や“螺髻”といった、毛先の動きが曲線的で柔らかいヘアスタイルが多く見られます。これは、仏像の穏やかなイメージにピッタリだと思いますし、優しさを引き立てていると思うんです。

 

ふんわりまとめた垂髻がかわいい!雲中供養菩薩像

(平等院ホームホームページより 雲中供養菩薩像)

 

螺髻の毛先のカールがやさしさ演出!胎蔵界大日如来坐像

(渡岸寺観音堂の冊子より 胎蔵界大日如来坐像)

 

一方、武士が台頭した鎌倉時代の仏像は、武士の強さを強調するかのような写実的で力強い仏像が多く見られます。この頃の高髻、高く結い上げた“高髻”というスタイルが主流でした。

 

どこまでも高く!高髻がクールな金剛界大日如来坐像

(修禅寺ホームページより 金剛界大日如来坐像)

 

平安時代の宝髻と比べると直線的でクールな印象を受けます。これは、武士好みの強さやカッコ良さを表したヘアスタイルなのではないでしょうか?

ぜひ、この記事を読んでくださった皆さまも“仏像のヘアスタイル”に注目してみてくださいね〜★

 

ちょこっと宣伝(失礼します!)

そんな “仏像のヘアスタイル” の落書きをしていたらその落書きがどんどん愛おしくなってきてしまい、そんなに愛おしいならグッズにしてしまえ!と、思い切ってTシャツをデザインしてみました(笑)

今のところ一番人気は、五劫思惟阿弥陀如来さまのアフロヘアー“五劫思惟(クールブラック)”です!

 

その他にも

・五劫思惟(さわやかホワイト)

・11men kannon(十一面観音)

・KENPATSU(十九観不動明王のヘアスタイル)

・Bato Kannon( 54色 馬頭観音)

・BUTSUZO HAIR STYLE(ホワイト)

・BUTSUZO HAIR STYLE(ブラック)

・Monju Bosatsu( 54色 文殊菩薩菩薩の五髻)

・Fudo Myoo( 54色 大師様不動明王の総髪)

が、あります!

 

 

Tシャツはちょっと着るの恥ずかしい…!!!

という人のために、こんな缶バッジを作ろうかなーと考えています(笑)

 

どうですか???(笑)

ヘアスタイルだけでもどの仏さまかわかりますよね!?

Tシャツはこちらのサイトからご購入いただけます✂︎


https://butsuzo-hairstyle.designstore.jp
(7/31まで)

よろしくお願いします!

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